反貧困ネットワークは、貧困問題に取り組む多様な市民団体、労働組合、法律家、学者、諸個人が集まり、2007年10月1日に結成した団体です。リーマンショック以降の日本に広がる貧困問題を可視化し、社会的・政治的に解決することに尽力。「年越し派遣村」などのさまざまな提言活動を通じて、日本社会の貧困問題に一石を投じてきました。「人間らしい生活と労働の保障」を実現するために活動しています。

コロナ禍で噴き出す「貧困」へ手当を

 

新型コロナウイルス感染拡大の影響で多くの人々が困窮状態に陥り、長期化が懸念されたことから、2020年3月24日参加する42団体とともに「新型コロナ災害緊急アクション」をおこないました。反貧困ネットワークは貧困問題や格差是正に取り組む市民団体、NPO、労働組合に広く呼びかけ「反貧困緊急ささえあい基金」を設立。アクションでは、基金を共同利用しながら「駆けつけ支援」をおこない、仕事や住まいを失った人々や、日常生活が困難に陥った人々、日本国籍をもたない人々のいのちを繋いできました。


2021年1月の緊急事態宣言再発令以降、住まいから追い出された若者たちが再び急増しています。「死にたくないけど死んでしまう」から「死のうと思ったが死ねなかった」へと路上からの叫びも明らかに変わってきています。困って福祉の窓口に行っても、冷たくされ助けてもらえない。「公的支援からの排除」ともいえる事態が今日も全国のあちこちで起きています。

法人化し新たな一歩を

 

2021年に反貧困ネットワークは「一般社団法人」として新たな一歩を歩みだしました。「任意団体」から「一般社団法人」に変わることで、ネットワーク運動をつうじた社会問題の可視化のための運動だけでなく、経済的弱者をささえる事業をすすめることができます。事業では以下のようなことを目指します。

・新自由主義の被害者である当事者が主体的に参画する「社会運動としての連帯協同組織」をつくる

・協同互助の精神に基づき、生活困窮者に対する各種支援事業をおこなう

・「個別」領域でなく、相互連携での社会運動ネットワークづくりを強める

「貧困問題を社会的・政治的に解決する」活動と事業を通じてこれからも社会に貢献していきます。