関西出張の最後はずっとずっと訪問したかった、大阪市北区の天神橋筋にある認定NPO法人Homedoorの拠点にアパなし訪問、不審者にならないようにHomedoor理事長の川口加奈さんの著作本『14歳で“おっちゃん”と出会ってから、15年考えつづけてやっと見つけた「働く意味」』を持って事務所のドアを開けた。5人位の若者男子がお喋りしている。最初から完全に居場所、奥にいたスタッフさんに「突然すみません。反貧困ネットワークの瀬戸です。突然来ました。」更に奥の事務所でケース会議中なので聞いてみるとの答え、数分たったら会議室にいた川口さんはじめ5名のスタッフ全員が笑いながらでてきて大歓迎!そして5名ともに若い。
●理事長の川口さんは、14歳でホームレス問題に出合い、ホームレス襲撃事件の根絶をめざし、炊き出し等の活動を開始。19歳でHomedoorを設立、ホームレスの人の特技を生かしたシェアサイクル「HUBchari」などへの就労支援は有名、行政や民間企業と連携することで、清掃や駐輪管理、マンション管理などの業務を受託したり、有料職業紹介の資格を取得し、企業との求人マッチングの仕組みを用意していて、再びホームレス状態に陥らないようにする「入口封じ」も同時におこなっている。そして、上階にある18部屋の個室シェルター「アンドセンター」フードバンク等で頂く食材を使った食事の提供も兼ねた「おかえりキッチン」も横にある。毎月二回の夜回り「ホムパト」では、大阪市北区周辺を4コースに分かれ、毎回約85食の弁当と、歯ブラシやカイロなどの生活物資を配布している。HPでは、運営スタッフ11名(内、フルタイム7名と書いてある。突然の訪問なのにシェルター見学や活動説明してくれた広報部長の谷野ちひろさんにも感謝。次回来るときも突然来てください。私たちも突然訪問しますよ。若い世代がワイワイがやがやしながら運営する社会的起業、「とりあえず、あそこに行けばなんとかなる」突然の訪問なのに本当にありがとう。本当に嬉しく楽しい時間となりました。