週末はイベント続きだったので今日の午前は爆睡したかった。深夜の4時に携帯電話が鳴った。反貧困ネットワークのシェルターに住む仮放免の仲間たちの健康相談をボランテイアでおこなってくれている「あじいる」の今川先生からだ。シェルターの仲間の具合が悪く救急車で搬送したい。協力してほしいとの事。

二か月前にインドのゴパールさんがシェルターの部屋でひとり亡くなって以降、以前にも増して今川先生はシェルターの部屋をひとりひとり巡回する回数を増やしている、昨日の巡回の時に具合が悪いと嘆いた仲間が深夜になって更に体調が悪化した。すぐ救急車を呼んでもらった。でも搬送先が判らない。横の部屋の仮放免の仲間が救急車に一緒に乗って病院に同行してくれた。仮眠をとりながら、搬送先の病院からの連絡を待った。朝9時にやっと連絡が入り、病院に駆けつけた。いのちの危険はないが、暫くの入院が必要という。

仲間は仮放免なので国民健康保険に加入することができません。生活保護を受けることもできません。その他生活を保障するような支援制度を受けることもできません。これは、食べられない・家賃払えない・病院に行けないということを意味しています。つまり、生きていけないということです。

病院の医師は、当然にように「医療費は100%請求です。100万円ぐらいかかりますが、、どうしますか」医療を受けられず苦しみ、亡くなってしまった仮放免者たちが多くいます。仲間のいのちを守るために「支援団体で払いますのでよろしくお願いします。」と応えました。

今日、横浜で反貧困ネットワークが支援している在留資格がないアフリカ出身のご家族11名のうち1名が手術が必要で来月入院する事になったとの報告が届きました。

国籍に関わらず!在留資格に関わらず!日本人でも、ナニジンでも、ここ(日本)に生きている人として、貧困状態に置かないことを資金が続く限り続けます。しかし、悲惨な状況に置かれている移民・難民がたくさん存在し、こうした人たちを支える支援団体の負担は大きく、限界に達しています。皆さんの応援をよろしくお願いします。