今日も朝から反貧困ネットワークのシェルターで暮らしているCさんが退院するので病院にお迎えにいく。仮放免なので国民健康保険に加入することができません。生活保護を受けることもできません。月曜早朝に緊急入院、入院費は35万、反貧困ネットワークから全額支払いシェルターに戻る。Cさんは日本に来て15年、難民申請は既に4回、国に戻れば拘束されて拷問が待っている。絶対に帰れないという。
入管法改悪案は今日の強行採決はないという。でも衆議院法務委員会で来週火曜にも可決かという状況。自民・維新の修正協議に国民民主も参加といわれている。改悪案に反対する野党は法務委員会で立憲民主党と共産党のみで少数、今晩に集会はどれだけ集まるのだろうか、先週は350名だった。
今日の「入管法の改悪に反対する大集会」は反貧困ネットワークも主催団体として参画した。この状況下で法案を潰すには圧倒的な市民の声が必要、不安の中で会場に向かった。
国会前に約2000人が結集した。先週の6倍だ。仮放免中の当事者などさまざまな国籍の仲間が子供たち含め、多く参加していたそれだけ差し迫った生存の危機を感じているのだろう。怒りのリレースピーチが続く。
安田菜津紀さん「このような差別的、非人道的な法案に無関心でいられる人たちのことを政府が“善良な市民”と呼ぶならば、私はそのような善良な市民であることを拒否します。」
指宿弁護士、「国会内で傍聴してると反対する野党が少なくて不安になる。でも人々が声をあげれば廃案にできる。野党で本当に一所懸命やってくれてる議員さんもいる!来週この2倍の人が集まりGW明けに3倍が集まれば廃案に追い込むことはできる!!」
もっともっと多くの人が集まれば、2年前と同じように改悪は止められる。修正協議の話が出ているが、修正はありえない。廃案一択しかない。来週の火曜が山場だ、もっともっと国会前に集まろう。火曜昼間の議員会館前に座り込もう。
今日の集会では、反貧困ネットワークが締めのアピールをし、ミャンマー国籍のミョーさんも、入管や仮放免の地獄を語り、在留資格こそ必要な権利、とアピールした。私たちはシェルターの仲間たちを守り抜きたいと思う。仲間たちが強制送還されたり、手錠をかけられる事を拒否する。そのためにも「廃案一択!」
来週が山場!この法案が通れば難民の方は文字通り「命の危機」に瀕します。殺すな!絶対に諦めない!