困窮者支援と入管法改悪を止める活動で忙しすぎる日々、隔月で愛するパートナーさんとの「日本全国あいうえお旅行」今回は福井県です。この旅行がないと気がおかしくなるのです。
●自殺の名所の東尋坊でNPO法人「心に響く文集・編集局」の茂有幹夫さんとお会いできました。現在78才の茂さん、東尋坊の近くに、茶屋「心に響くおろしもち」を開き、ここを拠点に支援やパトロールを続け、これまでに766人(2022年7月14日現在)の命を救ってきた。「死ぬ覚悟はできているんで、放っておいてください」などと言う。これまであらゆる手を尽くしたが、解決できなかった。これ以上打つ手はないから、死なせてください。そう訴えてくる。「私はこういうとき必ず、“わしに任せなさい。わしが何とかするから死んではアカン!”時には襟首をつかんで、岩場から引き離すこともありました。その後に茶屋まで連れていき、詳しく話を聞く」悩みを聞くだけでなく、就職支援やその後の見守りもおこなっている。私は東京における居者がない若者たちや仮放免などでホームレス状態にある方の支援の状況について話した。コロナ災害以降、二回だが私の携帯に「東尋坊にいるけど死ねなかった」と連絡あった。今後も連携させてください。
●北前船の聖地「三国湊」で「民族音楽屋ココペリ」店主の堀建一さんと出会う。。毎年五月(来週)に三国祭の笛や太鼓でにぎわう町を「民族音楽の響きの似合う場所」と見込み、音楽を仲立ちに地域の人が集う拠点を目指している。地元の紙ロボットアーティスト、ムラタクンの作品展示が凄かった。一枚の紙に下書きなしで展開図を一気に描きあげて立体にする。それをはさみで切ってセロテープだつないで、不思議なロボットやキャラクターが出来上がる。堀建一さんと仮放免の仲間がおかれている状況を話した。堀さんは釜ヶ崎の尊敬する友人について話してくれた。店の中にある和紙でできた創作楽器を購入した。店の中にいた小さな女の子の作品だった。堀さんの娘さんの作品だった。