❶今日の参議院法務委員会強行採決は見送られた。弁護団や支援団体に後押しで野党が頑張り、入管制度の問題が次々に明らかになっている。柳瀬参与員、浅川参与員の処理数は不自然に多い。一方で認定しようとする審査員には割り振らない。
あの維新の鈴木宗男議員が驚く発言をした。「国益なくして人権なし」人権こそがまず優先されるべきものなのに、まず治安が優先される。これが本質だ。そんなおかしな前提姿勢に本当は公明党や国民民主党の議員の多くは気づき始めている。
入管法案は過去からの外国人差別と排外主義、管理の問題を引き継いでいる。帰国をしない人には刑事罰を与える、というのはまさに政府が差別と排除を作り出そうとしていること。政府案を通してしまうことはさらに大きな人権問題につながる。まさに死刑執行のボタンが押されてしまうことにつながる。「仲間を殺すな」木曜の強行採決を止めよう。止めることができれば、更におかしな事実、杜撰な事実が明らかになる。「前へ!前へ!」
❷参議院議員会館前の入管法改悪反対シットインを終えて事務所に戻り家を失った20代男性の面談、彼は社会を全く信用する事はできないし今後もしないだろうと笑った。
夜は様々な場所で反対行動が取り組まれているが地元練馬での「毎日スタンディング@練馬駅前」でスタンディングに日曜に続いて参加、ひとりからアクションをはじめたソーシャルワーカーの長谷川さんの勇気に敬意を表したい。今日は同じソーシャルワーカーで入管面会や仮放免の皆さんに伴走を続ける杉山聖子さんも参加、通りがかった区内に住む仮放免の仲間と「今度遊びにいくよ」
日曜に長谷川さんが語っていた「ソーシャルワーカーの倫理綱領」練馬でのスタンディングに参加することで、なんどもなんども胸に刻むことができる。
「ソーシャルワーカーの倫理綱領」前文
われわれソーシャルワーカーは、すべての人が人間としての尊厳を有し、価値ある存在であり、平等であることを深く認識する。われわれは平和を擁護し、社会正義、人権、集団的責任、多様性尊重および全人的存在の原理に則り、人々がつながりを実感できる社会への変革と社会的包摂の実現をめざす専門職であり、多様な人々や組織と協働することを言明する。