今日は参議院法務委員会で入管法改悪法案が可決される可能性が高まっていることもあり参議院議員会館前のシットインに向かった。議員会館前で反貧困ネットワークのスタッフと合流して今日の困窮者支援の打ち合わせ、スタッフが、私が反対行動に集中できるよう私の支援業務も引き受けてくれた。スタッフに支えられているのです。

委員会では、冒頭から質問の与党筆頭理事の自民党議員が質疑時間を尽くしたとまとめだし、早期の採決を求める発言、私が今日も許せなかったのは、日本維新の会の清水と鈴木宗男の質問、前回よりトーンを高め、「が入管から仮放免措置を受けた外国人の約1400人が逃亡し、行き先がわからなくなっている。多くが犯罪をおかしている」

●今日のシットインで私はこのように発言させてもらった。

「月曜日も非正規滞在の方の生活保護の相談に福祉事務所にいった。。仮放免状態の方は「働く」「公的医療を受ける」だけでなく生活保護も利用できない。特定活動の方もほぼ生活保護は利用できない、これではホームレスになったり病に倒れ、死んでしまう。仮放免で所持金もなく入管にいく交通費もない。こんな状態で放置して私だったらコンビニでパンを盗む、死んでしまうから、ちゃんと保護していれば逃亡も犯罪もほとんどなくなる。私たち支援団体が住居や生活費、医療費、家賃を支援している。でもほんの僅かな人でしかない。難民と仮放免の人の生活実態を知ろうとせずに、当事者の国会内ヒアリングにも参加せず、重大な命や生活を左右する法案を本当に当事者に胸を張って決めれるんですか?生存権すら守らずしてデマを振りまくな!「ほとんど難民はいない」との難民審査参与員の立法事実は審議を通じて崩れている。」

今日もミョーくんは涙を流しながら抗議する。「難民として保護を受けるために日本に送り出してくれた父の死に目にも仮放免状態では何もしてあげられなかった」

予定どおり14時に委員会は終了、委員長(公明党)が職権で採決を提案した。議員会館前にも緊張が走った。野党筆頭で立憲民主党の牧山議員が抵抗、野党は議長の解任動議を提出したきょうの法務委員会はそこで流会となった。これで、かろうじてきょうの採決は回避され、議長の解任動議は明日の参議院本会議の質疑に任されることになった。入管法案の採決は、来週以降に持ち越しです。市民と野党の連帯で、法案の廃案をめざしていきましょう!週末にかけていろいろできることをやるしかない。仲間のいのちがかかっているからだ。

この状況を受け、議員会館前シットインの場で仲間と協議、強行採決の可能性が危惧される来週火曜日の前日夜に「入管法改悪の強行採決に反対する大集会」を開催することにしました。準備はこれからです。

命をあきらめない。民主主義をあきらめない。私たち一人ひとりが問われています。一緒に声をあげてください。差別と排斥ではなく、保護と共生を。仲間の命がかかっている。だから諦める理由なんてない。仲間を殺すな!

6月5日(月)19時〜20時30分

国会正門前にて

夜は、地元練馬での「毎日スタンディング@練馬駅前」でスタンディングに参加、もう10日連続で仲間たちで立ち続けています。(私は4回)もっともっと地域に知らせていこう。

5月12日集会 

シンガーソングライターの七尾旅人さんのメッセージの抜粋

「繁華街の路上に倒れている誰かを無視し、人身事故に舌打ちをし、ホームレスの暮らす公園に眉をひそめ、入管というブラックボックスに覆われた場所の悲劇を伝えるニュースになど一瞥もくれようとしない。」

「私たちはたしかに想像力の限界を抱えている。それでも私たちは、ウィシュマさんや、エリザベスさんや、日本の入管で衰弱死したり、自ら命を絶った、さまざまな国の人々のことを、想像し続けなくてはならない。住民票も健康保険証も、移動や学びの自由さえ与えられないまま将来に怯える、たくさんの子供たちについて、想像し続けなくてはならない。

自分の家族のように。親兄弟のように、我が子のように、友人のように。そして、それぞれのやり方で支えましょう。けして他人事にしないで。あなたにも出来ることがきっとあるはずです。

入管法の改悪に、断固反対します。」