❶昨日夕方に近くに住む女性からSOS、生活保護申請同行でよくお世話になっている福祉事務所からの紹介、生活保護利用者でないが、通勤途中の駅の階段から落下して骨折、明日から1カ月の入院、でもネコちゃんがいる。反貧困犬猫部との使命だ。電話で状況確認、今日の午前に自宅に伺った。松葉杖でやっと移動できる状態、荷物と逃げ惑うネコちゃんを強制収容して、一緒に郵便局や銀行で支払いを済ませて、私の愛犬がお世話になっているペットホテルで預かり病院に入院手続きまで同行、本人はコロナの影響で雇止めにあい、困窮状態、辛うじて派遣で働いている。長いつきあいになりそうです。入院や仕事などの関係で一時的にペットのお世話ができない、経済的に余裕がなくペットホテルも使えない場合もあります。官民連携で「ペットの一時預かり」の仕組みができるといいね。

❷午後はお隣の福祉事務所で、パルシステムの事務所に来てもらい面談した20代の青年の生保申請同行、どうみても真面目で誠実、幼少期からの辛い経験を聞く。仕事を失い、パルシステム本部の近くにある戸山公園で野宿を繰り返してきた。いままでのSOSでも何人も若者たちが戸山公園で彷徨っている。

➌夕方は秋葉原で30代の青年からのSOS、住んでいる関西から上京してきたが、さっぱり仕事がない。関西に帰りたいが所持金がない。思い詰めていた。高速バス代をカンパして深夜バスで帰った。コロナ感染拡大の長期化で、仕事を求めて多くの若者たちが上京してくるが、仕事が見つからない。野宿している若者たちにも多い。背景のひとつに「やりきれない程の孤立」がある。

❹夜は「なんみんフォーラム」の山口薫さんからのお誘いで「草莽の集い勉強会」でお話させて頂きました。2004年に始まった、NPOやNGOスタッフによる、スタッフのための学びと行動の場 です。草莽(そうもう)という言葉は、民間、在野、という意味があり、市民活動に取り組む私たちの立場、すなわち “草の根” 、“グラスルーツ” の思いと同じ語意があるそうです。非営利セクター内の団体同士が互いの団体に学ぶ機会を持ち、連携を強化し、市民活動をますます活発にして行くことが必要、国際協力/環境/福祉/人権/中間支援/市民メディアなど、活動分野の枠を超えて、集っています。今日参加された皆さん、反貧困ネットワーク外国人支援担当の原さんが所属されていたJVCの皆さん、日生協、東京都生協連の職員、私自身が最近多く関わっている出所者の事で監獄人権センターの方もいて、皆さんとのお喋りがとても楽しかったです。刑務所内の労役費時給13円、やっぱり酷くすぎます