先週金曜の夕方に2回目のワクチン接種、土曜の夜から想定外の38度の発熱、溜まっていた原稿や、月曜の反貧困ネットワーク理事会議案書作成もキツイ状態、土日の駆けつけは佐々木君に一任、何とか週末を乗り越えたところ。

❶午前は東京都庁を訪問、「住居喪失者が発熱及び新型コロナウイルスに感染した場合の対応に関する要望」を小池東京都知事あてに提出、要望団体は、反貧困ネットワーク、新型コロナ災害緊急アクション、認定 NPO 法人ビッグイシュー基金、有限会社ビッグイシュー日本、一般社団法人つくろい東京ファンド、四ツ谷おにぎり仲間、社会慈業委員会ひとさじの会、認定 NPO 法人世界の医療団、特定非営利活動法人TENOHASI、「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク世話人会/呼びかけとは北畠拓也さん。

★今夏の新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、東京都内の住居喪失者への支援団体にも発熱した方からの相談が増えたが、路上やネットカフェ等で生活している住居喪失者が発熱及び感染した場合、適切な療養場所の確保が難しく、支援団体のシェルター等に一時滞在をしていただく場合もあり、シェルターの量やマンパワー、感染の可能性のある方への対応方法等について、民間支援団体だけではでき得る支援に限界があった。反貧困ネットワークの対応事例では、浅草のネットカフェに滞在中、発熱症状があった。所持金がほぼなく、身分証明書・住まいがない状態であり、台東区の福祉事務所に連絡したところ、対応できないということだった。福祉事務所からの指示で保健センターに連絡するも、現状では対応できないとの回答、その後に相談があり、急遽ホテル宿泊代をご本人の口座に振り込み、ご自身で宿泊場所を確保していただいた。

★今日の話し合いでは、冬に予測する第六次感染爆発を事前想定して、住居喪失者が発熱した場合、路上やネットカフェでの生活を続けざるを得ないという状況を避ける必要がある。、発熱等、新型コロナウイルス感染の可能性がある方が、住まいがなく所持金も少ない状態にあるということが、ご本人の福祉事務所への相談や支援団体からの情報提供等により判明した際には、福祉事務所が率先して保健所等と連携すると同時に、速やかに現在地保護に則り、生活保護受理対応を行なうという運用を徹底していただく事を要請、また、保険証や所持金がなくても速やかに PCR 検査や抗原検査を受けることができるよう、検診命令を適用するなど、検査や医療へつながるフローを確保・明示。また、検査結果を待つまでの間に過ごせる場所を確保するよう要請しています。

★別件ですが、チャレンジネットの一時利用住宅のホテル提供の動向についても伺ったところ、緊急事態宣言も蔓延防止も無い場合はホテルは終了せざるを得ないという見解でした。9月30日で緊急事態が終わり、蔓延防止にもならない場合は、ホテル提供が終了する可能性があります。生活保護申請受理当日のビジネスホテルも、ホテル需要回復の方向で宿泊できるホテルが大幅縮小される可能性が高く、無料低額宿泊所、自立支援センターの入所しか選択肢がなくなります。都営団地や空き家住宅の活用も進めて頂かないと、、炊き出しでも過去最多の人数で、困窮度合いは深まっている。厳しい状況になりそうです。

❷午後から都内湾岸エリアの福祉事務所での生活保護申請同行、この福祉事務所は初体験、事前情報で東京都協議済みホテルは提供しないと聞いていた。予測どおり、生保申請に来たと繰り返すも、受付で自立支援に誘導、相談員も自立支援に誘導、跳ね除けるのが大変だった。繰り返しSSSの無料低額宿泊所入所を再三すすめられるも、何とか私がよく知っている簡易宿泊旅館に宿泊する事ができた。今日も厳しい1日だった。