相変わらず、困難な事情を抱える相談者の対応が連続している。Facebookでの活動報告ができるようなレベルをはるかに超える困難事例に追われている。共通している事は「生きていてほしい。」報告できない対応事例が多く発生していて、消耗度が高まっている。
❶シェアハウス強制執行寸前でのSOS対応、急遽、生保申請をおこない短期間で保護決定、管理会社に訪問して直談判、住宅扶助費からの支払と期日を確認、何とか継続居住を約束、それにしてもシェアハウスはコロナ禍の状況下でも家賃対応2か月で容赦なく退去させる。やっぱり簡単に入居できるシェアハウスは居住者の権利がないに等しい。お勧めできない。
❷以前に生保申請に同行、アパート入居して元気に暮らしていると聞いていたCさんが、万引きで捕まってしまった。警察の留置所での接見で久し振りに会えた。長期拘留の可能性があるようだ。頼れる人がいないとCさんは嘆く。釈放後に独りぼっちにしないように、生活に支障がでないようにしたい。
➌精神的困難を抱えて生保利用していた地域から失踪してしまい野宿していた外国人の対応、外国籍の場合は「生活保護準用」となり、入管法に基づく在留カードや永住者証に記載された住居地でしか原則は生活保護を申請できない。野宿している地域の福祉事務所の女性相談員さんも毎日のように対応、住民票が置ける居所を何とか確保できた。週開けに住民票を移動して生活保護を利用する。福祉事務所と民間支援団体の連携が重要である事を再確認した。
❹コロナ感染拡大が一旦、終息した。しかし現段階でもSOSが続き、事務局への直接相談も増加、外国人からの相談も増え続けている。生活支援、居住支援。医療同行など、外国人支援担当の負荷は高まっている。私の明日の駆けつけ予約は前日で既に3件、あくまで当事者支援が最優先であり1日も止める事はできたい。反貧困ネットワークや緊急アクションの支援の鉄則は「断らない支援」本来、福祉事務所や公的機関が救済すべき困窮者が路上に多くいる以上、「死んでしまう前にもう一度助けて!」その受け皿として活動を続ける。福祉事務所に単純に「後はお願い」と対応を丸投げする訳にいかない。あくまで「本人意思」を尊重する。相談者が描く「当面の目標」を大切にして、福祉事務所の相談員やケースワーカーと相談を繰り返しながら、伴走を続けていく事。ゆっくりゆっくり歩いていけばいいんだ。