❶今日はワーカーズコープ本部で開催された「社会連帯TOKYO第3回総会」 に参加、来賓として山田正彦さんと一緒に連帯挨拶させて頂きました。ワーカーズコープと反貧困ネットワークが共催してきた計4回の「仕事探し、仕事づくり交流会」の取り組みが随所に報告された。コロナ災害で住まいを失った当事者や生存権すら保障されない外国籍の人々と交流会の場で直に知り合い、声を聴く事でワーカーズコープの活動に小さな地殻変動を起こしている事を実感、「在日外国人の現実を学ぶ連続セミナー」の開催、介護初任者研修での外国人の参加とワーカーズの事業所での就労事例が報告された。コロナ災害が始まって1年半、私が現在、危機的状況と感じていることは、一年前に支援し、生活保護に繋げた人たちの大半が、今も安定した仕事が見つかっていないこと。正社員になっている人は殆どいない。非正規・派遣で不安定就労の経験しかなく生活保護を利用してアパートを確保できても仕事が見つからず、結局は元の非正規・派遣に戻り、1年間の間に雇止めにあう人もいる。使い捨てではなく、共にささえあい、共に働く「協同労働」を広げていきたい。市民の抱えている不安や願いを共有し、新しいコミュニティーの在り方を市民が主体的に作り出す拠点としての「みんなのおうち」も地域で関わっていきたい。
❷新宿駅からのSOSに駆けつける。所持金は千円、建設派遣寮を雇い止めで1週間前に退去させられた。仕事の展望もない。生保は恥ずかしいと譲らない。これ以上、苦しまなくてもいい、生活保護は権利だ。
❸衆議院議員選挙の開票速報を見ている。地元の東京9区では野党共闘の山岸一生さんが当選、練馬区では悲願の野党候補の当選で良かった。原発避難者支援の先頭で頑張ってきた山崎誠さんが深夜に比例復活当選した事は本当に良かった。れいわが3議席、山本太郎さんが国会に戻ってくる。一方で激戦となったといえ、貧困問題や原発避難者問題の政府交渉や院内集会で共にした市民派議員が続々と落選した。自民単独過半数獲得。自公で絶対安定多数獲得。自民が減った分以上に、生活保護制度廃止を主張している右派政党の維新が躍進し過ぎ!立民は大幅に議席を減らし、辻元清美さんも落選に唖然、、共産党も減っている。社民党の比例得票数も深刻過ぎて心が折られた。社会民主主義しかないと考えている自分にとって他人事にはできない。いずれにしても、選挙前より絶望的状況になるとは予想もしなかった。改憲勢力が2/3を大幅に超えてしまった。与野党伯仲でしか「生存権すら保障されない外国籍の人々」の問題解決はできないと考えていただけに、、本当に申し訳ないと思う。この国に市民民主主義は育たないのだろうか、、8カ月後には参議院議員選挙 野党共闘を後退させてはいけない。もっともっと地域での住民連帯運動と市民民主主義で足腰を強くしないと「自己責任社会」が更に強まる。路上と地域からコツコツやるしかない。