週末の駆けつけ支援に備えて、ほぼ休暇をとらずに1年9カ月が経過した。さすがに色々な意味で小休止したいと考えた。今回は佐々木君と阪上さんに駆けつけをお願いした。想定どおり二人は手分けして現地に駆けつけてくれた。火曜日以降は生保申請同行は頑張るのでよろしく!★元々は旅好きで毎年のアジア旅行と隔月の「日本全国あいうえお旅行」を愛するパートナーと実行してきた。60歳を迎える頃には全県制覇を達成できる予定だったが、2020年2月の長崎を最後に「あいうえお旅行」は途絶えた。一度だけ愛犬バンビが亡くなった1カ月後に遺骨を持って長野県を旅したのが昨年11月、1年振りの週末休暇、「あいうえお旅行」今回は愛知県、観光する場所があってなくても拒否権はない。目指すは全県制覇、観光地ばかり目指さない方が楽しい旅になる。

❶定番名古屋城に立ち寄る前に晴馬の栄区の繁華街をウロウロ、「Bar 路地裏の少年」の看板が見えた。BGMもカラオケも浜田省吾の唄しかない。今度出張に名古屋に来たら必ずいく。名古屋のソウルフード「藤一番らーめん」台湾ラーメンを食べて、名古屋城に向かう。何回も仕事で名古屋に来ているのに、城址に入園するのは初めてだった。全国を旅すると自然と「城巡り」になる。名古屋城はコンクリート造りによる「城の形をした模擬建築物」でも近くから見ると大きいけれどお洒落だった。

❷既に夕方になり名古屋市内で観光できる場所がなくて立ち止まる。二年半くらい前に、名古屋市北区の大曽根団地の「ソーネおおぞね」の視察で多くを学んだ。「ソーネおおぞね」を手がけているのは、障がい者の就労支援を行うNPO法人わっぱの会、緊急アクションにも参画している共同連の斎藤縣三代表が理事長を務めている。「ソーネしげん」を訪問した。地域に住んでいる女性が「資源」を持ち込んでいる。新聞・チラシ、段ボール、紙パック、アルミ・スチール缶、ペットボトルとそのキャップ、金属、発泡トレー、ガラス瓶など多彩な品目を回収している。古着やカバン、靴、洋食器、ぬいぐるみも回収し、質のいいものは併設のリサイクルショップで販売する循環システム、持ち込んだ資源は計量し、買取りやソーネカフェで使えるポイントに交換できる。二年半前と比べて膨大な寮の「資源」で倉庫が一杯になっていた。横の300坪の複合施設「「ソーネカフェ」でオーガニック珈琲とりんごのケーキを食べた。焼き立てのパンと地産地消の食、雑貨が揃う「ソーネショップ」、資源を買取る「ソーネしげん」、暮らしの相談ができる「ソーネそうだん」、格安のレンタルスペース「ソーネホール」という5つの機能が集約されている。スーパーが撤退し空き店舗になっていた団地1階を、見事によみがえらせた「ソーネおおぞね」斎藤縣三さんからネーミングされた地ビール「ケンゾービール」だけが売り切れだった事が心残りだつた。

➌大須観音沿いのアーケード商店街に立ち寄った。ビックリしたよ。本当に!庶民的な世界の料理屋が連なっている。量り売りの古着屋さんもあった。高円寺を超えるのでは思うカオスな状況、やっぱり目的が不明確な旅の醍醐味だ。

❹夕食はホテル近くのレトロな洋食屋で「ロース味噌カツ」「串味噌かつ」「手羽先」「どて煮」の八丁味噌の名古屋フード三昧、このお店は料理の殆どがロボットが運んでくるが、お酒と定食は外国人の女性店員さんが運んでくる。省力化による人員削減と外国人の低賃金搾取、職業柄か女性店員と会話が弾んでしまった。詳細は書かない事にしよう。しかし名古屋入管の酷さ、希望を抱いた日本は絶望でしかなかったと彼女は嘆いた。味はメチャクチャ美味かったけれど女性店員の哀しみが頭に残り続けた名古屋の夜だった。