❶「あいうえお旅行」愛知県の旅最終日は名古屋名物の喫茶店でのモーニング。ホテル近くに「孤独のグルメ」で五郎さんが食べた昭和が感じられる珈琲処 カラスで、「あんトースト」を食べる。朝10時なのにお客さんの叔父さんに店主は「いってらっしゃい」と送り出す。店を出て空港から近くの常滑に行き常滑焼見学を楽しみ、名古屋駅で「ひつまぶし」を奮発して食べて愛知の旅を終えた。しかし今日はさすがに月曜日、伴走している相談者からの電話が続く状況下の旅の最終日だった。早く野戦病院に戻れ!と

❷帰りの新幹線の車中でSOSの電話が鳴る。東武東上線の**駅からの公衆電話、40代の女性からだった。公衆電話である事から折り返しができない。車中なのでよく聞き取れない。緊急性がある事だけは判った。所持金は300円、必ず駆けつける事を約束して18時30分にもう一度電話がほしいと伝えた。

➌自宅に到着した時間は18時25分、約束の18時30分に公衆電話から連絡をくれた。自宅からさほど離れていない場所からだった。20時に会う事ができた。仕事を失い家賃を払えず退去、6カ月も公園で野宿生活で耐えてきたという。死のうと考えて身分証明や携帯電話、通帳などは捨てた。でも死ぬ事はできずにいた。6月と8月に私が掲載された新聞記事を読んでいてメモしていたという。何回も電話しようと思ったが「やっぱり止めておこう」と躊躇したのだという。でもやっぱり寒すぎてお腹が減って一度だけ連絡をくれたのが今日だった。まにあって本当に良かった。身分証明がないのでネットカフェにも泊まれない。お世話になっている支配人がいるビジネスホテルに一緒にいって数日後の生活保護申請同行に備える。ここのホテルにいれば携帯がなくてもメールがなくても所在確認ができる。「高齢者でないと生活保護はすぐ打ち切られると聞いていて相談できずにいました。」そんな事はないですよ。これから伴走していくので平気!まず冷え切った身体と心を温める事から始めましょう。