●元旦の朝、今日も大晦日に続いて大久保公園で朝10時から開催されるコロナ被害相談村実行委員会主催の「コロナ被害相談村」の相談員として参加する、出発前にパソコンを開いたら緊急アクションの相談フォームに二名の相談者からのSOSが来ていた。困った!神奈川県からの相談には反貧困ささえあい神奈川のメールに支援を呼びかけた。すぐ駆けつけてくれる仲間がいた。杉浦さん元旦なのにありがとう。もうひとりは都内だが所持金は100円で歩いてこれる状態にない。相談者には「必ず駆けつけるから心配しないで、後で連絡します」とメールする。今日の相談村には多くの自治体議員が参加してくれる。相談者が待つ場所に駆けつけ支援してもらう事にした。平井さん本当にありがとう。

●今日の「コロナ被害相談村」も極寒の屋外で終日ブルブル状態でしたが会場は相談者の窮状に対して、労働弁護団や、闘う労働組合、緊急アクションに連帯する自治体議員と市民の皆さんなど100名を超えるボランティアの熱気が心地良い。総括会議の終わりの恒例行事の「団結ガンバロー」必ず分野を超えた連帯運動ほど楽しい事はない。この連帯のネットワークをこれからも生かしていきたい。

●今日の参加者は260名、昨日より多い。相談票は230件。10代1名、20代6名、30代13名、40代26名。50代31名、60代28名、70代30名、80代以上5名、女性相談ブースの来場者は60名から70名だった。大人食堂や他の食料配布と違うのは、簡単でも良いから必ず、困りごとをインテークで短時間でも聴きとったうえで食料配布に繋げる事だ。この面倒くさくても丁寧な取り組みが、以前から深刻だったのに放置されてきた貧困格差に対して「ひとりひとりが、どのように今日まで苦しみを経験しながらどのように生きてきたのか、何がもう限界で助けを求めたのか」が明らかになる。

●昨日との最大の違いは最終的に生活保護申請を希望して同行する相談者数が15名を超えた事、自治体議員さんに手分けしてお願いして5名は申請同行をお願いした。現段階で私が1月4日から7日の4日間に申請同行する相談者は10名、月曜から金曜まで午前午後すべて埋まってしまった。容量オーバーなので、これからでも少しでも同行者を増やしておきたい。

●しかし今日、ここまで生保申請希望者が増えたのだろうか。申請日時や詳しい打ち合わせをしている間に二人の男性相談者から泪がこぼれている事が判った。「辛くて哀しくてしょうがなかった」ここまで追い込まれるまで誰にも相談できなかった。独りぼっちで寒い公園を歩き続けた。もう耐えられなかった。だから泣いていた。今日は東京都内の全ての福祉事務所は閉まっていた。もう耐えられない。死んでしまう悲鳴に公助は全て停止しているのだ。民間支援団体の相談会がなければ「死んでしまう」人もいたかもしれない。いやきっといるだろう。夕方にも緊急アクションに悲鳴のようなSOSが届く。相談会会場まで歩いて5~6時間かかる場所からだ。「寒くて死にそうなので、泊まる所と、食べ物。右足が、腫れているので、病院に行きたい」地元の緊急アクションと連携する自治体議員が動いてくれている。相談会会場から遠く離れたあちこちで「死にたくなかったけれどもう死ぬしかないんだな」そうやって凍えて倒れている人がいるんだなと想像する。これが2022年元旦の日本の現実。