今日は反貧困ネットワークの1棟借り上げ型シェルター三か所目の開設日、練馬区内のアパート6部屋を借り上げた。これから開設予定の千葉県内のシェルター含めて25部屋の運営管理を担う。今日は二名が入居、10日後に入居予定の相談者、先行入居者含め4名が既に入居となる、月末に1名入居予定 すぐ満室になる。二名が家を失った外国人だ。
反貧困ネットワークに関わらず、他の団体含めてシェルターの入居者の多くは、複雑で深刻な背景を抱えています。「短期間の通過型シェルター」機能で済まされる状況でなく、個室というハコの提供から(1)居住(2)相談(3)就労 (4)生活医療(5)医療(6)孤立防止などを付加した、アパート入居まで、長期的な支援を行う「支援付き住宅」の要素がますます求められています。
反貧困ネットワークのシェルターの多くの外国籍の住人は公的支援も受けれず、働く事も許されない「出口が見えない」状態です。住まいこそ「ベーシックサービス」として政治の責任として公的保障を求め続ける。限られた財源と運営力で「シェルターを維持・拡大する事は限界」と叫び続けても、現実は住まいを喪失した人が増え続け、「野宿するしかありませんね」とは言えない。今回のシェルター開設を早急にすすめた理由も「野宿させたくない」この一心です。
*今日は反貧困ネットワークで当事者だった二名のスタッフ、原さん、今日から入居する年末年始の新宿相談会で対応した男性さん含め総力戦でどうにか生活に必要な設備、資材、物資を調達して部屋に設置、今日から入居する外国人の方には現地の調味料なども買ってプレゼント!シェルター巡回スタッフが大田区のシェルター含めた月二回の見守り訪問もおこないます。