やり直しがきかない社会。「自己責任社会」だから若者たちは、怒り、糾弾することさえ忘れていく。「自分がいけないんです。」多くの若者たちが呟く。10年前と比べて、ネット社会が広がった現実社会との接点が希薄になっている。それでも、ひとりぼっちは辛い。だからこそ、つながりたいけれど、経験がないから、ネット空間を超えたつながり方がわからない。私はこの2年間の支援活動で800名を超える「苦しみを抱えた相談者」と出会ってきた。「もう独りじゃない。」その先にある。たすけあってわかちあう小さな協同の空間を「苦しみを抱えた相談者」から学び、希望を考え続け行動し続けたい。誰だってただ生きて前を向きたい。愛の形を僕ら作ろうと悩んで今日を生きてる。(本書より)