❶有明防災公園の憲法集会が終わって、だいぶ時間が経った。日付が変わってしまったこの時間に今日のFB日記を書いている。憲法集会終了後のパレードを途中で離脱して蒲田駅からの20代の青年のSOSに駆けつけた。福祉事務所が閉まっている場合は、即日駆けつけが必須となる場合が多い。今晩は帰宅してから昼間に返信できなくて溜まった相談メールの返信に時間を費やし日付が超えた。困窮状態にある相談者の危機は土日や祝日だからといって休息が与えられる訳ではない。だからこそ土日や祝日の駆け込み先が必要なのだと実感する。

❷憲法集会はテレビNEWSでは殆ど報道されていないようだ。改憲世論の高まりだけが強調されている。集会でも強調されていたように朝日新聞の世論調査で。一番の政治課題は何ですか?7つの選択肢で憲法は2%、なのに改憲派が増えたと言ってマスコミも改憲派の動きばかり強調する。コロナ禍で多くの人々が困窮状態となり収束したとはいえないのに、非核三原則の見直し、敵基地攻撃能力、米国と一緒に核の共有と防衛費GDP2%、決して自己責任でない新自由主義の犠牲者である困窮者を棄民化して、福祉、教育費を奪い取る。都心から離れた場所でのピクニック日和の雰囲気での集会は、公助からも排除された困窮者の哀しみの現場からは遠い。生存権を保障する憲法二五条も九条と同様に最大の危機!抗するために何をなすべきか考える。

➌憲法集会では反貧困ネットワークと並行して事務局を担当している「原発避難者住まいの権利裁判を支援する会」としてブース出展参加。「原発事故避難者の住宅追い出しを許さない会」との協働、福島でのささやかな日常、家族や知人・友人とのつながり、豊かな自然、ふるさとでの暮らしの何もかもを突然奪われた喪失感。避難先での孤独と生業の喪失、非正規の仕事しかなく経済的困窮、私たちは、人が人として生きる最低要件である「住まいの権利」を確立するため、この闘いも続ける。