ワーカーズコープと共催の「第6回しごとづくり・仲間づくり相談交流会」を開催しました。

●「生活保護につなげてアパート入居できたら終わりではいけない。今はコロナの影響で仕事も見付かりにくい。アパートに入っても人とのかかわりがないために孤立を深めてしまい、突然連絡が取れなくなる相談者が出てきている」「新自由主義の中で使い捨てのようにされ、コロナで仕事を切られたら住まいまで追い出される。そういう働き方じゃなくて、みんなで支え合って働ける場作りが必要。すぐには働けない人もいるから、それぞれの事情に合わせた働く場や居場所を協同の仲間たちと作っていきたい」そんな思いをワーカーズコープの田嶋専務に相談して開始した相談交流会、今回で6回目です。

●今日も15名の相談者が参加してくれました。(スタッフ含めて50名の参加)反貧困ネットワークが駆けつけ支援で繋がり支援を続け、アパート入居された相談者、ペットと一緒に反貧困ネットワークのシェルターで暮らして今後のアパート転居を準備している相談者さんは愛犬を連れてきてくれました。原発事故で区域外から都内に避難されて繋がっている相談者も参加、原発事故で生業を失い、家族も分断され、避難先で非正規の仕事しかない。国や福島県の無作為に抗議し続けると同時に明日の生活が折れないように、心が折れないように、、闘うよりも実は大事なんです。

●私からは「コロナ禍が原因だけではなく、貧困の広がりが現在、構造的な問題になってきている。女性の相談が増加し続け、先月は相談者の46パーセントになった。相談者からは『仕事だけではなく、居場所で交流したい』という思いが語られ、今回は居場所も目的に開催することになった。反貧困ネットはワーカーズコープが管理運営する東京DEWに移転する。ビルの入居者全てが社会的企業や「非営利・協同の社会的事業の団体」となる。今後は、仕事を探したい人や居場所を求める人たちの恒常的な居場所にしていきたい」と挨拶しました。今日参加された相談者の何人かが「私は助けて頂いた。だから少しでも恩返しをしたい。できるボランティアはないか」と、、既に相談者同士の助け合いもあちこちで続けられています・恒常的な居場所づくりを一緒に作っていきましょう。

●今日の食事は、6月4日に練馬で開催した難民・移民フェスにも出展してくれた日本に来て26年のクラウディオさんのエンパナーダを中心としたチリ料理、クラウディオさんはシェフのコンテストで金賞をとったこともある。母国で危険があるため日本に来てチリ料理店のシェフをしていましたが、2011年に在留資格を失いました。2013年5月、1年10カ月の収容を経て、ようやく解放された。けれども入管には難民として認められず、現在は「仮放免」という状態、仮放免という立場は、そもそも自力で生活する術(すべ)が奪われた状態、友人たちや支援を頼りに、なんとか生活を維持するほかない状態は変わらない。「店の厨房に再び立ちたい」クラウディオさんの願いだ。願いを実現するためには、在留資格と就労許可を得ることが必要、働くことも許されず、医療も受けれず、反貧困ネットワークなど支援団体のシェルターで引きこもる日々は、自己肯定感が奪われていく。私たちが中間に入る事で自作の料理や手芸品を提供する事で少しでも良いから「今日は楽しかった。」「喜んでもらえて良かった」そんな場づくりをたくさん企画していく。東京DEWに移転したら「1DAYCAFE」を協働で開催して「難民・移民フェス」を半日常化しましょう。「🐶 DAYCAFE」もやりましょう。