週末のSOS初動対応を佐々木さんにお願いして、恒例の愛するパートナーさんとの「あいうえお旅行」に来ています。どんなに忙しくても旅だけは止められません。今回は函館です。朝市での海鮮丼と銀鱈のみそ焼き、夜の居酒屋での鮮度抜群の刺身など味は札幌と比較にならない位の美味です。酪農の風景はなく、海と山の絶景に囲まれています。Gmailやメッセンジャーに次々とSOSが来ています。休暇明けは大変なスケジュールになりそうです。

「あいうえお旅行」函館編二日目は宿泊した外観がボロなホテルに併設されている地域密着ハンバーガーチェーンの「ラッキーピエロ」で朝食、店舗の内装はサーカスのようなわくわくする店作りをコンセプトにテーマパーク状態、だけど「ラッキーピエロ」の店員平均は61歳、比較的高齢の女性店員が必死に動きまくっている。接客は店員個人に任せられている感じ、、函館に来たら一度はこの異次元空間を味わってください。

●異次元空間で久し振りのハンバーガーで重たくなってしまった状態のお腹でレンタカーに乗り込み、北海道最南端にある白神岬と千代の富士記念館と、その先にある松前城、はじめて判った事に、津軽海峡を望む海岸線の道路沿いには牛一頭もいない。北海道の都市部以外でも酪農がないエリアを走ったのはこれがはじめて、、松前城は最北に位置する、最後の日本式城郭らしい。とっても小さい松前城、土方隊に攻められた結果、わずか数時間で落城してしまった。「海側からの攻撃には万全の備えであった松前城でしたが、実は陸側からの攻撃の準備を全くしていなく、北側の寺町門を1つ突破すれば本丸まで遮るものないという驚きの欠陥縄張りだった」とネット記事に掲載されています。何故か納得できてしまう可愛いお城でした。

●帰りは五稜郭を経由して坂の街の市内の洋館巡り、夜は居酒屋でイカを食らう。明日の夜に帰ります。SOSは止まっていません。佐々木さんに感謝!もう少し頑張って!

「あいうえお旅行」函館編最終日は、「はこだて自由市場」からスタート!函館駅前の「函館朝市」は観光地化されているが、「はこだて自由市場」は戦後の闇市をもとに発展した市場で、庶民的で活気も比べ物になりません。

●函館市北方民族資料館では、アイヌ民族をメインとした、北海道、樺太、千島で生活していた民族の資料展示、小さいけれど、アイヌ民族の刺繍や彫刻を施した衣装展示が豊富、展示物に時折、館長のつぶやきコメントがあります。これ面白いんです。

●「函館文学館」では石川啄木と「大逆事件」について触れる事になった。明治30年代半ばから末にかけて函館では、社会主義思想などに関心を持つインテリ層を中心に平民新聞読者会が組織され、活発な会合が重ねられていたという。明治政府は社会主義者が天皇の暗殺を企てたとし、幸徳秋水をはじめとして数百名を検挙、非公開裁判で幸徳ら24名を「大逆罪」で処分(12名が死刑)した。 啄木がこの事件に当時の識者としては誰よりも強い関心を持ったという。啄木がもう少し生きていたら、、そんな事を考えながら帰路につく。東京を不在の間、「助けて」の声が多く届いている。大変な事になっている。